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大谷翔平の話

大谷翔平の勢いが止まらないままシーズンを終えようとしています。

10月1日現在で、ホームラン34本、投手として14勝。シーズン200奪三振。

大谷選手の活躍はTVなどメディアで報道され、その海外のフィーバーぶりがわかります。

TVなどを見ていると、自分のことのように嬉しくなりますし、彼の偉業が野球というスポーツの常識を覆しているのが心地いいです。怪我で悩まされていた数年の鬱憤を晴らすかのような、投打での活躍は「日本」を誇るかのようにすら思えてしまいます。

その際、記憶に蘇るのは高校1年の時、岩手県の私立花巻東高校の野球部顧問、佐々木洋監督より作られたとする「目標達成シート」のことです。

形式はマンダラのようになっており、中心には「ドラ1(ドラフト1位指名) 8球団」と書かれ、周りには「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード160km」「変化球」「運」「人間性」「メンタル」

とあり、そのために何をするのかについても書いてあります。彼を見ていると、それがよく実践できていると思えて仕方ないのです。人は成功者を見るとその成果にばかり目に入ってしまうもの。

でも、重要なのは、成果よりもそのプロセスです。夢を手に入れるために何をするのか。彼はその他にも「食事 夜7杯 朝3杯」とご飯のことも書いています。

ここ数年、故障も多く、考えさせられ悩むこともあったはずです。それでも成果を上げられるのは、明確な目標を忘れず取り組むメンタルの強さがあるからだと思います。ぼんやりながらも、投打で成功し、メジャーリーグで活躍したいと思う野球少年は多いはずです。でも、それは大半が夢で終わってしまいます。それを夢で終わらせない、大谷翔平の成功には、ストイックなまでに野球にかける情熱のようなものがあると思います。何かを手に入れるためには代価が必要です。それが将来につながります。

夢のために努力することの大切さを、大谷翔平は教えてくれている気がします。

 

余談ですが、かつて、生徒で何としても大学に行き、「留学したい」という女子生徒がいました。理由を聞くと、留学先で大谷翔平と知り合い結婚したいとのこと。メジャーリーグに慣れる頃と私が大学卒業する頃が同じになるように計算していると真剣に言っていましたが、卒業したであろう彼女は今どうしているのか、ちょっと気になるところです。