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何かを「犠牲」にすること

今回は何かを「犠牲」にするという話についてです。

「犠牲」の「犠」の字は「牛へん」です。中国の昔、神様への生贄に「牛」を献上したことに由来すると聞いたことがあります。中国の思想家である孔子も大勢の場で神様への贈り物の儀式に牛を祀っており、『論語』にもありますが、この儀式を好んで行ったと伝えられています。牛さん解体ショー。マグロ解体ショーのような豪快で見栄えが良いものではなかったと思いますが、大きな祭場で捧げられるその光景は荘厳だったように思われます。献上される牛さんにとってはたまったものではなかったでしょうが……。牛の命までとは言いませんが、神様に対し、敬虔な気持ちで捧げ物をするという行為は、古来から大切にされていた行為なのだと思います。

ともあれ「犠牲」という言葉を聞くと物騒に感じる方も多いと思いますが、何かをなすには、物事に時間をかけないと不可能です。野球選手になるのに、野球をする時間を渋っていては上達しません。練習などに費やしてこそ、それが上達するのであって、ただなんとなくでは手に入れることはできないものです。

子どもを予備校に入れても、本人が勉強しようという意思がなければ、のれんに腕押しです。強制的に勉強させたとしても、それが中に入ってこなければただの「遊び」になります。「遊び」で野球をするのと、「プロ」野球選手を目指すのでは、根本的な考え方が違います。

ところが、受験についてはこれが少し曖昧なのです。学校の学習だけで合格できるのは、ほんの一握りですが確かにいます。ですが、高校入試と違い、大学入試は全国の受験生としのぎをけずらなければなりません。高校受験などが学校の延長上で行われるのに対し、大学受験に関しては地域の野球大会の出場と、メジャーリーグでの活躍ほど違います。優秀な子でさえ、大学受験の壁は簡単に越えられません。事前準備をしっかりとし、模試などで実践を積み、準備をしっかりしてこそ合格を勝ち取ることができるのです。学校の延長上にあるのは事実なのですが、大学入試に出る内容はそれを上回っています。正直なところ、意見が分かれるかもしれませんが、学校の勉強だけでは入試に太刀打ちできないと個人的には思っています。

そこで超塾の話。

超塾にはフルタイムで勉強できる環境があります。休みは年に数日のみ。

質問や演習などもでき、学校の内容を確認し、映像授業などを駆使すればさらに予習も進めることができます。そこで重要になるのは、「犠牲」をどれだけ出したかです。楽しい高校生活では友達と遊んだり、映画を見に行ったり、部活動に励んだり、学校行事、時にはデートもあるかもしれません。一般的な高校生は楽しいものです。でも、大学受験に合格するためにはやはり少しの「犠牲」が必要なのです。もちろん、全てささげろなんてめっそうもない。でも、部活動で夢中になる練習時間を少しだけさいてみる。他の生徒が遊びを満喫している時に、少しだけ頑張ってみる。他の生徒がテレビで大笑いしている間に、少しだけ英単語を覚えてみる。そういう少しの「犠牲」が合格へとつながっていきます。

超塾生をみていると、本当に感心します。毎日のように放課後やってきて、予習をし、復習をし、テスト前には完璧を目指し、受験勉強に本腰を入れて取り組んでいます。ぜひ、受験生の皆さんに、一緒に仲間となって勉強してもらいたいと心から思います。大学生になりたいなら、まずは行動あるのみ。日々の努力が、大学入試には直結します。ぜひこの機会に、ただ漠然と「良い大学に入れたらいいな〜」ではなく、「犠牲」という名の行動をおこしてみませんか。頑張ったあかつきには、楽しい大学生活が待っていますし、かなり生涯賃金が上がります。今、少しだけ「我慢」してみてはどうでしょう。

楽して手に入れたものは、すぐに消えてしまいます。努力して手に入れる喜びを、ぜひ知ってほしいと思います。ちょっと宣伝ぽいですが……。