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ライバルについて

去年、合格の報告に来てくれた男の子(仮にM君)が、「実は……」と言って話してくれた話が印象深かったので、今回は書きたいと思います。

彼はある別な生徒(仮にH君とします)のことをライバルだと思っていたのだそうです。毎日のように教室に来て、ひたすら勉強して帰っていくH君に対し、実力は違うかもしれないけれど、彼には負けたくないと思い、毎日、彼よりも多く勉強して帰ると心に決めたのだそうです。

H君は本当に毎日、よほどのことがない限り、教室に来て長時間勉強し、演習を行い、帰っていきました。M君もそれに負けじと努力を続けました。

結果は、二人とも第一志望校に合格。

もちろんH君はM君にライバルと思われていたことは最後まで知りませんでした。ただ、M君にとって、その存在は大きく、背中を追いかけていくことになりました。

学習塾によくありがちなのですが、目標が近くの誰かになるというケースはよくあります。本人は口にしませんが、ライバル(仮)に負けたと知ると、悔し涙を流した生徒もいます。同じ環境の中で勉強し、誰かに負けないと頑張っていく。動機はやや不純ではありますが、目標というのは結構、近くに見つかったりします。スポーツなどではよくある話だといいます。

「孟母三遷」という話があります。子供の環境が与える影響に不安を感じた孟子の母は、三度引っ越しをしたと言います。その甲斐もあり、孔子の後継者を担うほど、優れた儒学者かつ思想家となります。環境が人を変えるということはあります。ちなみに、孟子の母が引っ越した場所は

墓地の近く→市場の近く→学校の近く

 

つまり、学びの場に近かったことが孟子に礼儀作法を学ばせ、大成させるきっかけにもなったということです。

「超塾」は常々、人を成長させる場でありたいと思っています。上位校を目指し、真剣に取り組む生徒の多い環境の中で、目的意識がさらに強まり、合格率は上がっていきます。ぜひ、今の自分の環境を見つめ直してみてください。もし、楽な方に流されいるような状況でしたら、「超塾」に入会し、一緒に自分の向上を目指して、勉強してみませんか。